パリエルダス(石灰質粘土土壌)とオート ギャリーグ(砂質粘土土壌)の区画からのワイン。標高150mのエリアからの葡萄で、グルナッシュは1921年に植えた樹が一番古いものです。ビュルルのジゴンダスとフォン サラドのヴァケラスは1枚の畑を挟んで隣接しています。またムールヴェードルはサンタ デュックのすぐ近くです。収穫量を35hL/haに抑え、除梗はしません。26日間コンクリートタンクで発酵させます。毎日ルモンタージュします。熟成は、コンクリートタンクで12ヶ月行います。ろ過も清澄もしません。色濃く、胡椒のようなスパイシィな香りがあり、しっかりとしたタンニンのある凝縮したワインです。トレードマークのオレンジのラベルで、ジゴンダス村の紋章が浮き彫りになった重厚感のあるボトルに詰めています。
ジゴンダス レ パリエルダス 2021 ドメーヌ ビュルル 【赤】Gv:グルナッシュ85%、ムールヴェードル15% 低収穫量でスパイシー&パワフル
「父とは違う個性を発揮したい」エドモン ビュルルは2004年10月に他界しました。エドモンには3人の息子がおり、次男フローランと三男ダミアンがドメーヌを継ぎました。残念ながらエドモンが亡くなってからワインの品質は低下し、弊社も‘04年はジゴンダスしか購入しませんでした。このことが2人に危機感を与え、また家を出ていた長男ベルナールも彼らのことが気がかりで、2人に畑の管理方法を教えるなど、3人でビュルルのワインを復活させることに取り組みました。エドモンの時代には時間がなく出来ていなかった畑仕事をおこない、エノログのアドヴァイスも聞くようにし、その結果エドモン以上の品質となりました。フローランとダミアンは、「父の個性は尊重しているし、目指している所は一緒だと思うが、父とは違う個性を発揮したい。」と、目を輝かせ生き生きと語っています。良い品質のワインを造るためのポイントとしては、除梗をしない、長いマセラシオンを行う、実だけでなく皮まで完熟した葡萄の収穫をあげています。フィルターはほんの少し粗いものを使います。