手摘みで収穫したブドウを 100%全房で密閉したステンレスタンクに入れ、野生酵母でマセラシオン・カルボニツク。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセレーションは約 20 日間。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2 は醸造中も瓶詰め時も無添加。
2022 ヴィンテージの収穫日は 8/24, 8/26。アルコール度数 13.5 度。総生産量1,500 本+マグナム 200 本。2023 年 6 月時点の SO2 トータルは 16mg/l。味わい:濃いピンクから薄いルビーレッドの色合い。イチジク、デーツ、バラの花、チェリーなどの香り。アタックは柔らかく、瑞々しい口中には、ピンクグレープフルーツやフルーツガム、サクランボなどのノートが感じられる。フィニッシュには、心地良い塩味と旨味が広がる。
レ・プペットとはフランス語で「お人形さん」の意味。グゥエンドリーヌのパートナーのジャン・ジャックが、6 人の孫娘をこの愛称で呼んでいることからレ・プペットと命名したそうです。
レ・プペット クロ デ ベ 2022【赤】Gv:グルナッシュ マセラシオンカルボニックのフルーティな赤
サントロペ近郊に誕生した小さなナチュールのドメーヌ
世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックのカップルによって 2020年に設立されたクロ・デ・ベです。プロヴァンスはブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブや、モエヘネシー、コス、シャネルなどのオーナーが。シャトーと広大な畑を購入するのが常で、小さな畑が売りに出されることはめったになく湾を見下ろす丘に 3ha の小さな畑を見つけ 2020 年から長年の夢であったナチュラルワイン造りを始めたのです。ミシェル・トルメーも高く評価するナチュラルな味わい
自然に大きな敬意を払う二人は、ラフィットなどのコンサルタントを務めているビオディナミの専門家の指導の下、設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。エチケットは知人であるミシェル・トルメーによってドメーヌのアイデンティティを象徴する『空と海の間にあるワイン』がデザインされました。プロヴァンスにはナチュラルワインが非常に少ないこともあって、初ヴィンテージは現地で大評判になり、トルメーも高く評価しています。弊社も今までプロヴァンスワインの概念を覆す味わいに深い感銘を受け、日本への輸入を決めました。プロヴァンスに登場した新たなナチュラルワイン
CLOS DES B
クロ・デ・ベクロ・デ・ベについて
世界のセレブがバカンスを過ごし、別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地 Saint-Tropez サントロペ。このサントロペ湾を見下ろす地に新しいドメーヌが誕生しました。
2020 年にサントロペの北に位置する小さな村 Grimaud グリモーに設立された CLOSDES B クロ・デ・ベです。クロ・デ・ベは Gwendolyn グゥエンドリーヌと Jean-Jacques ジャン・ジャックのカップルが長年追い求めてきた夢でした。そこには熱い情熱がありました。サントロペ周辺で育ったグウェンドリンは幼い頃から自然や生き物と触れ合うこと大好きでした。
また、同じプロヴァスのヴァール県のブドウ畑で働き、子供の頃からワイン造りを間近で見てきました。このため、自分自身でワインを造ることは、大人になってからも彼女から離れることのない大きな夢だったのです。他方、パートナーであるジャン・ジャックは根っからのエピキュリアン(快楽・享楽的な生き方を信条とする人)でした。意気投合した二人は購入できる畑がないか、プロヴァンス中を探しました。しかし、プロヴアンスのブドウ畑は、ブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブ、あるいはモエヘネシーやコス、シャネルなどの大資本のオーナーがシャトーと一緒に広大な畑を購入するのが常で、二人が求めるような小さな畑が売りに出されることはありませんでした。それでも二人は数年間探し続け、2019 年、幸運にもサントロペ湾を見下ろす丘に 3ha のブドウ畑を見つけ、購入することができたのです。こうして 2019 年の秋からブドウ栽培を始め、2020 年に初めてのワインを醸造したのです。畑と栽培について
ドメーヌのブドウ畑は傑出したミクロクリマに恵まれています。畑は海から 2 キロの場所に位置する丘の中腹にある段々畑で、サントロペワ湾の細い入り江に挟まれています。湾から吹く海風が畑に溜まる湿気を吹き飛ばしてくれるため、ベト病やうどんこ病などの病気は殆ど発生しません。また、南西向きの斜面であるため、ミストラル(北風)からも守られています。ブドウ畑は灌漑されておらず、地質は石英(クオーツ)が混じった砂質片岩です。このため、ブドウ木は水を求めて地下深くまで根を伸ばしていきます。このことによって、クロ・デ・ベのアイデンティティと言える『ミネラルとフレッシュ感が備わったブドウ』を得ることができるのです。栽培品種はグルナッシュ、ムールヴェードル、サンソーで、平均樹齢はグルナッシュが20 年、ムールヴェードルが 30 年、サンソーが 50 年と、殆どがヴィエイユ・ヴィーニュです。
『星の王子さま』の作者として知られるフランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは「私たちは先祖から土地を継承しているのではなく、子供達から土地を借りているのです。」と書き残しています。クロ・デ・ベでは、この考えに基づき、土地を尊重しながらワイン造りをしています。生物多様性と土壌の免疫力を高めてブドウの手助けをする。土壌の微生物を増やす。耕運をして土が固まることを防ぐ。そのような観点から設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行っています。ドメーヌでは、ラフィットやモンローズ、ドメーヌ・ド・シュヴァリエなどのコンサルタントを務めているビオディナミコンサルタント Jacques Foures ジャック・フールからビオディナミの指導を受けています。エコサートによるビオ認証も取得中です。栽培と醸造について
畝の間にはカバークロップを生やし、畑の周囲の生物多様性が広がるようにしています。このため、春からは多様な植物が畝を覆っていきます。そして馬で耕す際にこれを畑にすきこんで肥料にします。冬の土寄せと夏の中耕は、友人の 2 頭の馬の助けを借りて行っています。秋には、緑肥として、イネや野菜、穀物などを畑に撒いて栽培します。
醸造は、区画毎に完熟したブドウから手摘みで収穫します。同じ区画でも場合によって収穫日をずらして 2 回に分けて収穫することもあります。厳格に選果して、小さなケースで醸造所に運ばれたブドウは、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物や SO2 は一切加えずに醸造されます。熟成後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に必要とされた場合に限り、最小限の SO2 を添加します。ドメーヌでは栽培から醸造に至るまでの作業工程は可能な限り手作業で行い、極力、機械と人為的介入を排したナチュラルなワイン造りを行っています。
また、ドメーヌのロゴとエチケットは、カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトンやレ・ザスレット・デュ・ヴァンのエチケットのデザインもしているフランス人画家の Michel Tolmer ミシェル・トルメーによってデザインされました。グゥエンドリーヌとジャン・ジャックは以前からトルメーのデザインが大好きで、共通の知人を通して知り合い、彼にドメーヌのアイデンティティを目に見える形でデザインして欲しいと依頼しました。