マルヴァジア ネーラの畑を探している時、ファルネーゼの社長ヴァレンティーノが、この樹齢の高い畑を見るなり、誰よりも早く「この畑の農家と契約をするべきだ!」と主張しました。この畑の葡萄が持つ高いポテンシャルを一目で見抜いたのです。そして、ほとんど造られることがないマルヴァジア ネーラ100%でワインを造りました。葡萄の栽培農家の人々も、このワインの出来を見て非常に驚き、喜んでいます。畑は、ターラントとブリンディシの2ヶ所に分かれています。栽培農家は2軒で、合わせて20haです。葡萄の仕立ては伝統的なアルベレッロ、収穫は、9月の中旬に行います。収量は、1ha当たり6~7トンです。樹の上で自然に乾燥させてから、収穫しています。除梗、破砕し、ステンレスタンクに入れます。発酵は25~28度に温度コントロールしながら8~10日間、その間にポンピングオーバーを行います。マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、1年使用したバリックで6ヶ月熟成させています。大部分がフレンチオークですが、一部アメリカンオークを使用します。ゾッラは、土を掘り返した際に出てくる「粘土の塊」のことです。
ゾッラ マルヴァジア ネーラ 2021 ヴィニエティ デル サレント【赤】GV:マルヴァジア ネーラ
SKU: 3097
¥2,750 通常価格
¥2,475セール価格
色、味わい: 赤 フルボディ
- 畑は大部分が、プーリア南部のマンドゥーリアとサーヴァの町にあり、古くからこの地で葡萄栽培を行う農家が所有しているものです。葡萄を育てたことのない季節労働者ではなく、知識も経験も積んだ人々に任せるのが一番と考え、古い葡萄の樹を持っている栽培農家と長期に渡る契約を結んでいます。畑の土は【赤】色をしていますが、これは鉄分を多く含んでいるためです。【赤】土の他に粘土質の土壌があります。平坦な土地で、周りに湖はなく、山もないため雪解け水が畑にもたらされることもありません。また、下層土は石がたくさん詰まっていいて、土地は痩せています。そのため、葡萄は地中に水分や栄養分を求めて、深く根を張ります。日中は大変暑く、6月から収穫の時期までの約3ヶ月は40度にもなります。しかし、夜は北東のアドリア海から南のイオニア海に向けて冷たい風が畑の中を吹き抜けるため、昼夜の寒暖差がもたらされます。ゾッラのラインは全て少し遅摘みにして乾燥させています。葡萄は、熟した後は果実への水分の供給を止めます。そのため長く樹に実を付けておくと、非常に乾燥した気候により、自然に水分が失われていきます。約2週間という短期間で、アパッシメントと同じ効果が得られるのです。