手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。オープントップの発酵層で野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。足によるピジャージュで約20日間のマセレーション。発酵終了後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾。フリーランワインのみをグラスファイバーのタンクに移し、マロ発酵と8ヶ月の熟成。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。2022ヴィンテージのSO2トータルは2023年9月時点で28.8mg /l。
味わい:ルビーレッドの色合い。チェリー、プラムなどの心地良いアロマ。フレッシュなアタックで瑞々しい口中。タンニンもしなやかで冷涼感がある飲みやすい味わいのメルロー。余韻もエレガント。
ワイン名の Una al giorno ウナ・アル・ジョルノとは、『一日に一本』という意味です。昔から地元の年長者達は「一日一本ワインを飲むことは、心と体にとって良いことじゃ。」と言っていました。美味しいワインは私達を幸せにしてくれます。このメルローは、村の年長者が言うように「一日一本」飲みたくなるほど、美味しいのでこの名前を付けました。そして、エチケットはユーモアを込めて薬の処方箋のデザインにしました。そこに「一日に一本」と書かれているわけです。
フライ モンティ ウナ・アル・ジョルノ 2022【赤】品種:メルロー エレガントでフレッシュな果実味
フラ・イ・モンティは、ローマの南東にある小さな村テレッレに本拠を置くワイナリーです。ソムリエをしていたロッコ・トティが、見捨てられていた古いブドウ畑を復興させて2018年に誕生しました。絶滅しかけているラツィオの地場品種マトゥラーノや、1800年前後にフランスから持ち込まれたと言われるセミヨン、そしてフィアーノとメルロー、カベルネを栽培しています。栽培面積は 3ha で、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックで栽培が行われています。
ニッチな生産量でありながら優れた品質のナチュラルワイン フラ・イ・モンティでは、テロワールを表現し、複雑さを備えた喜びを与えてくれるナチュラルワインを造っています。セラーでは、野生酵母のみによる自発的な発酵、アンフォラを用いた熟成を行っています。2018 年が初ヴィンテージで総生産量は僅か 7 千本。ニッチな生産量
でありながら、優れた品質とキャッチーなプレゼンテーションで人気が爆発しました。アメリカにも輸出が始まったばかりです。フラ・イ・モンティは、ローマの南東約 75km にある人口 360 人の小さな村 Terelle テレッレに本拠を置くワイナリーです。造り手である RoccoToti ロッコ・トティは、畑の地主で、テレッレにほど近い町でナチュラワインショップとレストランを経営している友人フランチェスコとベネデットのレオーネ兄弟とパートナーシップを結び、2018 年
にフラ・イ・モンティを設立しました。もともとソムリエをしていたロッコは、ワインはセラーではなくブドウ畑で造られるという考えに立ち返り、テロワールを再発見することを目的として、長年見捨てられていた、栗の木立に囲まれた古いブドウ畑を復興させてワイナリーを創設しました。畑には、絶滅しかけているラツィオの地場品種 Maturano マトゥラーノや、1800 年前後にナポレオンの兵によっ
てフランスからこの地に持ち込まれたと言われるセミヨン、そしてフィアーノとメルローが栽培されています。栽培面積は 3ha で、表土は粘土とシルト、基盤岩が石灰岩です。畑では化学薬品は一切使用せず、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックで栽培が行われています。イタリア語で「山の中」を意味する「フラ・イ・モンティ」の畑は、文字通り山の中にあり、生物多様性に満ち溢れています。ブドウ木の周りには灌木や花、梨の木、クルミ、栗、イチジク、リンゴ、プラム、背の高い草などが生い茂り、野生の自然の魅力と新鮮な空気が残っています。そして枝の間からは小さな山村の景色が見えます。畑には天然肥料とエンドウ豆とミックスハーブを使った緑肥が施され、畑と周辺環境との適切なバランスが維持されています。フラ・イ・モンティの畑は生物多様性に満ち溢れています。