生産者はシャブリのレジェンドです。収穫した葡萄は、除梗し、やさしくプレスします。果汁はステンレスタンクに入れ、10~15日間、16~18度で発酵させます。マロラクティック発酵はさせていません。熟成もステンレスタンクで行います。シャブリと同様、ミネラルがあり、味わいのエレガントなシャルドネを目指しています。輝きのある黄金色、洋梨や柑橘系の果実を思わせる際立ったアロマ。口に含むとグレープフルーツのようにきりっとした酸と甘い果実味があり、とてもフルーティな味わい。
ラ ミシオン デ ピルケ シャルドネ レセルバ 2022【白】品種:シャルドネ 原料ブドウの良さがわかる味わい
群を抜く標高の「マウンテン グロウン ワイナリー」・・畑は、まさに山の中にあります。そのため、畑の開墾もすべて手作業で行い、たいへんな労力が必要でした。標高が高いアンデスの山で育つ葡萄は、他よりも比較的冷涼な気候の影響を受け、成熟がゆっくりと進みます。その結果、十分な酸を保ち、アルコールが高すぎない、たいへんバランスのとれたワインが出来ます。「マウンテン グロウン ワイナリー」と呼ばれる生産者の多くは500~550mにありますが、フェーヴル チリは、もっと高い640~950mに位置しています。標高の異なる5ヶ所に畑を所有しており、綿密な土壌分析を行った結果、それぞれの品種に最も適した場所に植えています。サン ルイス(640m)は、ワイナリーのあるところです。ラス マハダス(700m)。サン フアン(840m)で、ウィリアム フェーヴルが魅せられた畑。マイポ川の上流、さらに標高の高い渓谷の上部に、ラス トゥーナス(900m)。ボカ チカ(950m)のアルゼンチン側はウコ ヴァレーと呼ばれ、マルベックに最適な地域です。「最後は食べて種の味わいで決める収穫時期」・・収穫は土壌や熟成具合を見て区画ごとに行います。葡萄の状態は、分析値も参考にしますが、最終的には実際に葡萄を食べて、種の色と味わいで判断しています。「大切なのは選別を熱心に行うことではなくて、良い葡萄を収穫できるように育てること、収穫の時期を正しく判断すること」「複雑さのため、他品種をブレンド」・・ピノ ノワール以外の赤は、主要品種の他に必ず違う品種を少量ブレンドします。複雑さを与え、ポテンシャルを高めるためで、加える品種や比率は年によって変わります。